自我が強いんじゃ

現場とか好きな物とかの備忘録(主観と偏見100%)

「染、色」 視聴後所感(※物語のネタバレ無し)

【はじめに】


※この文章は加藤シゲアキ単体の最近の動向を追えておらず、雑誌における「染、色」インタビューなども何一つ読んでいない人間が書いています。
バッチリ完全に「私」というフィルターのかかった見方をしており、その主観にのみ基づいてこの文章は書かれていますのでそこらへん念頭に置きながら読んでください。
(訳:解釈違いが過ぎても石を投げないでね!)







 シゲちゃんが昔書いた『傘を持たない蟻たちは』に収録されていた話のひとつ、「染色」が、
「染、色」というタイトルでシゲちゃん脚本で正門良規さんが主演で舞台化され、それが配信されるということで、観た。
 
 ‪本配信は時間的に無理だったので見逃し配信を深夜0時を回ってから思い立って観たのだが、
学部時代を乗り越えて厚いかさぶたで蓋を閉じたはずの古傷がじくじくしまくって全身の細胞が暴れ回り運動を始めるというどうしようもなくどうしようもない状態になってしまったので、
物語の考察とは別に超個人的な所感を書きしたためておこうと思う。

 構成とまではいかないがざっくり以下のようなことを書いていく。

  • 【登場人物】
  • 美大という世界観】
  • 【深馬のコンプレックスについて】
  • 【「ちゃんと死ぬ」ということ】

(※機械オンチなので文字をタップしてもその章まで飛ぶみたいな機能は搭載できておりません、ご了承ください。)




【登場人物】

 まず最低限物語の登場人物については書いておいた方が良いと思うのでざっくりと書く。

 ちなみに登場人物の名前の後一言説明として書いてる性格は私の主観と偏見120パーセントによる情緒皆無のものなので読むのは自己責任でお願いしたい。情緒ぶち壊されたくなければ読まないのをオススメする。



〇深馬(みうま)
▶主人公、首席入学したエリート美大生。海外の凄いキュレーターに作品を見初められたりしたが本人はその期待に対してすらめちゃくちゃ自信が無いし怖がってる。スランプ真っ只中で典型的な拗らせ美大生をやっていたが真未との出会いによりキマッた状態になってスランプを脱する。読めない掴めない人物として作中では表現されているがその心中は観客には非常にわかりやすい形で表現されていて、シゲちゃんと正門良規すごいとなった。骨太なイケメン。

〇北見(きたみ)
ジャコメッティみたいな立体作品作る美大生。実家が太い、自己肯定感が高い。才能の差を身近にいる友人の存在によっていやというほど痛感させられて日々打ちひしがられそうになりながらも、でも俺は俺の作品凄いし!と情緒が安定したように振る舞う。とてもえらい。多分大事に大事に育てられたんだろうな、女タラシコミュ強の良い奴。イケメン。

〇北見とみうまの友人
▶名前忘れた………………ごめん…………。写真を撮ったり映像を撮ったりしている。共感できる対象を探すなら私はここかもしれないと思った。物語はあるが物語の核にはなれない存在、可哀想。かなしい。承認欲求が満たされる事象があまりにアレで、それは本当に恋心なんですか?卵が先か鶏が先かみたいなことを考えさせられた。

〇滝川(たきがわ)
▶先生。美大、各専攻に1人はいるタイプの先生。才能に対する物分りが良すぎて菩薩か?悟りでも開いたんか?と思ってたら全然そんなことはなかった。

〇杏奈(あんな)
▶深馬の彼女。女子大生。自他境界の薄い共同体の中にその一部として漂う、現代日本の教育の産物を象徴するような存在。自我はあるがその運用方法をまだ自覚しきれていない。かわいくて健気なのであと10年前に産まれてたり彼氏が深馬じゃなかったら幸せになったかもしれない存在。でも就活を通して自我を自覚してからとても強いひとになりました。幸せになってほしい。

〇真未(まみ)
▶謎の女。属性としては美大にたまにいるガチの人。深馬の憧憬と羨望と嫉妬と承認欲求を満たしたい存在としての役割を持つので、ここではどこのコミュニティにも属していない異端児、自由の象徴として理想的な偶像として描かれるが、社会から逸脱してしまう存在、逸脱しかかっていた存在、実際にその存在が身近に居ると本当にわりと笑えないというか怖い部分が多々あった。現実はこんなに上手くいかない。社会性が皆無なので、これを理想として描いてしまうと「社会性を身につける=自由ではなくなる」の図式になりかねないのでは?危なくない?と途中まで思った存在。


美大という世界観】

 舞台は美大で、エリートエリート言われる主人公深馬の苦悩(ざっくり)を描いたもの。
 
 でも主人公は深馬と言いながら、登場人物全員の、人間らしさというか一筋縄ではいかない性格の片鱗や悩みの片鱗にスポットライトが当たる瞬間があって、主人公を主軸としつつ群像劇的に物語は動いていく。
全体的に行間読ませる系の、余計なものをセリフに練り込まずに語らないで動きと音と光で表現するような演出がとても多くて、あ、いいなと思った。


 ただ、最初の「美大生の日常」的に映し出された一コマの場面があまりに「理想の美大生の生活(概念)」を見事に表現していて吐き気をもよおした。
どこまで狙ってるのか分からないけどその空間に存在する小道具大道具の一つ一つが美大という空間を知る人間を殺しにかかっているような気がした。美術の実技学科ではないが(??)美大に通っていた人間その1による被害妄想です。

 あと、杏奈ちゃんが深馬たちの大学にきてみんなに酒を差し入れた上にみんなそれを水みたいに煽っていたの、めちゃくちゃ美大生の悪しき側面が出ていてとても嫌だった。ていうか基本的に深馬、酒を水のように煽る、煽るな。
ビールだけでまだ良かった。これで日本酒の一升瓶が酒盛り後のアトリエにゴロゴロ転がっていたりなんかしたら生々しすぎてやばかった。一般の大学生よりも美大生酒好きかつ酒癖悪い人が多いのなんなの?一生の命題。



【深馬のコンプレックスについて】

 深馬のコンプレックス、シンプルな何者かになりたい願望と言うより、
「何者かになれるポテンシャルがあることはなんとなく自覚しているが、それはそうとその自らのポテンシャルを全然信じることができないでいるからこそ頑張って何者かにならねばならない、認められる存在であり続けねばいけないみたいな強迫観念に常に苛まれ続けており、そこから逃れたくて、そんな強迫観念を抱く必要がないくらい突き抜けた存在になりたい願望」
(長い)なのかなと感じた。


 こう感じたのはあくまでも個人の所感なので私のフィルターかけてもの見た時の私からの見え方でしかないんだけど、
そこの強迫観念だったり突き抜けた存在への羨望だったりみたいなものは、未だに現役厨二病なもので、中学生時代から大学の学部時代(~4年の夏)にかけての私の「それ」とめちゃくちゃ似ているというか(まあ立場的には深馬じゃなくて深馬の友人側なのだが)、

私の場合「努力しないでなんとなく中途半端に成功してしまうこと」がずっと、いつかどこかのタイミングで化けの皮が剥がれて私の本当のクソみたいな実力が露呈してしまうんじゃないかという恐怖となって精神を圧迫し続けていて、めちゃくちゃコンプレックスだったので、
そういう点で、美大に首席で入学できたことを「たまたま上手くいったんだ」と言っていたことにめちゃくちゃ共感してしまい古傷が暴れ回った。

 実力以上のものが出てたまたま運良く成功したけどそれが実力だとは思わんからいつその化けの皮が剥がれて失敗するかわからない、そうして勝手にこちらに期待していた周囲に勝手に失望されるかもしれない、そういう恐怖がべっとりと付きまとっていたんだろうなと思うと、
アーこれは確かに突き抜けるかそれに匹敵するようなトび体験しなきゃ八方塞がりでアカンなという感じはしていたしそこらへんもとても丁寧に描かれていたのが本当に具合悪かった。しげちゃんのかつての自意識がべったり染み込んでいる?

 あと深馬、表面は温厚だけど内心のプライドが高くて自分より劣っていると認識した人を見下すタイプの人間ぽいので杏奈を手元に置き続けている理由がなんとなく分かってしまって「ウワァ」となった。
 明らかに性格も感性も価値観も合わないし会話レベルも合わないのになんで別れないんだろう?そもそもなんで付き合ったんだろう?て考えた時に「自分より劣った(と認識している)存在を隣に置いて安心感を得ている」んでは?という解が浮かんでしまい、でそれを裏付けるような言動が作品全編通してチラチラ見受けられたのでこれもまあ拗らせ人間にはあるあるだよな……と思いつつ具合が悪かった。杏奈幸せに生きて……。

 あと、深馬に対する杏奈の挙動と真未に対する深馬の挙動がたまにチラチラ重なって見えることがあって、「才能」をそれぞれの立ち位置で線引いて、どうしてもその向こう側へはいけないというのがそれぞれのそれぞれに対する挙動の表現で表されているのがなかなかしんどいなと思いました。


【「ちゃんと死ぬ」について】
 作品を完成させることを「ちゃんと死ぬ」と表現してたことに対して、まず思ったこととしては「ちゃんと殺す」ではないのかということだった。
 作品は自分の分身で、生きてきた軌跡や過程を記録するもので、自分の命の1部を削り取ってできる産物なのだとして、完成した作品、というのは、それが自分のものではなくなる、自分の手から離れるということを意味するように考えられる。

 それなら死ぬ(自分が主体)というより(客体化した自分を)殺すという解釈の方が自然なのではないか、
いちいち完成させるごとに死んでいるの、では次の作品を描くときにはまた生き返っているのか、そんな短いスパンで自分を主体にして生死を繰り返すのは生死のもつ重量か軽くなってしまうのではないか、と私は思ってしまった。

 じゃあなんで深馬にとっては「ちゃんと死ぬ」なのかを考えた時に、
深馬にとって自分の手元から離れたあとの作品は自分がどう足掻いてもそれ以上関与できないから、そうなると死んだも同然のようになるのかなと、これ以上その作品に削った命の屑を捧げることができないから、自分の命なのに自分の命を受け付けなくなるという点で死ぬという言葉を選んだのかなとなんとなく思うなどしました。まあ「ちゃんと死ぬ」の言い出しっぺは深馬ではないのですが……。







 以上、「染、色」の配信を観て徒然なるままに感想を好き勝手書き連ねた何かでした。染色、みて、みてる最中とみた後に悶々と考えることがたのしい。
 公開期間が終わったらネタバレありの考察も、今は書くつもりだけど本当に書けるかどうかは分からない。ので1回とりあえず出力しました。

 なんにせよ「染、色」、是非観て悶々と考えて欲しいしこのブログ最後まで読んでくれた物好きな方は是非もう1回配信見て欲しい。だいぶ穿った見方をしてるから、「そんなことはないぞ!」ということをもう一度確かめるためにも是非配信見て浄化されて苦しんでください。

滝沢歌舞伎ZERO2021 御園座 6月5日公演 備忘録

 

 


「春の踊りは、よぉいや

 

 

「「「「さあ!!」」」」」🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸(2tのドカ桜)🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸 🌸🌸🌸 🌸🌸  🌸🌸 🌸 🌸🌸 🌸 🌸 🌸🌸

 

 


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(これは開演10分前くらいにギリギリで生きてるオタクによって撮られた限界記念写真)


【はじめに】

 

これは、「『滝沢歌舞伎ZERO 2021』御園座 6月5日夜公演」の自分用備忘録です。

自担(目黒)と推し(横原)の姿を生で見たい欲求とドカ桜をキメたい欲求により、紆余曲折ありつつもなんとか御園座公演に一公演入りまして、オタク友達にぶつける用かつ自分用の記録として、メモを元に感想文書いてたら文量が偉いことになった(1万字超え……)ので備忘録としてこのような形で残すことにしました。

 

※あくまで自分自身のための備忘録なので、視野が本当に狭いのと演目により感想のやる気(文量)も違うので色々大目に見てください。

 

※基本目黒くんと横原くんで7割占めてると思ってください(2割佐久間くんで1割他メンバー)

 

※語彙力のない頭の悪い文が延々と続くので最後まで呼んで頭が悪くなっても自己責任でお願いします

 


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《一幕》

 

○ひらりと桜○

 まずひらりと桜は目黒くんの場合、そもそもが満面の笑みはじまりのイメージが強すぎて、笑ってないことにびっくりした。でも真剣な面持ちででてきて、よぉいやさあでバサッと青い桜の花びらが落ちる時に強い眼差しで前を真っ直ぐ見据えていて、それがとても静かな目をしていたのでこれはこれでとても素敵だなあと思った。

 目黒くんは結構強めのタレ目だから普通にしてるとぽやぽや眠そうな顔になってしまいがちなんだけど、そこでぐっと目に力を込めて、でもキツい印象にはならないような、優しさを湛えながらの強い目をすることがとても上手くなって、しょっぱなその目とエンカ出来たのもとても嬉しかったなあ。

 あとひらりと桜は結構逆光でシルエットだけ見える部分もあるんだけどあれが個人的にとても好きで、肩幅が逞しくてキュンとした。目黒くん肩回りが固いから腕の可動域そんなに広くはないんだけど肘から先の繊細な動きをするのは得意だからそこが今回も滑らかで好きだなあとなりました。

 

 それはそうと「よぉいやさあ!!!」からのドカ桜でテンションぶち上がったし、ぶち上がりすぎて涙腺がおかしくなったのでひらりと桜はやっぱり合法的に吸えるシャブ。

 

○One Heart○

 曲がはじまって歌に入る前に両手を胸の前で握って祈るような仕草をしたのが5/9の配信のときを彷彿とさせて、毎回これを律儀にやって、どこかへと祈っているのが目黒くんらしいなとじんわりした。

 One HeartもそうだしWITH LOVEもそうなんだけど、こういうメッセージ性の強い曲って目黒くん一音一音一言一言を言霊を宿していくように大切に語りかけるように歌う傾向にあって、気持ちのこめ方って人それぞれだけど、目黒くんは言葉の意味に焦点をあててメッセージとして届けようとするタイプなんだなあと改めて思った。溢れ出した思いを空に届けようと上方を見つめながら歌う感じ、そのままドストレートで飾らない感じが良かった。届けたい人達にちゃんと届くといいなあ。

 あと2番サビ前の渡辺くんが歌ってるパートを、これまた祈るような顔で一緒に口ずさんだり(歌詞同じだからかな)していたのもとても印象的だった。

 

 自分のパートじゃない所もさあ、気持ちを入れるために一緒に口ずさんでしまうようなアイドル、私大好きなんですよ……。

 

 

○九剣士○

 IMPACTorsの口上の時この日初めてまともに横原くんの顔みたんですけどめちゃくちゃ綺麗でびっくりした。


めちゃくちゃ顔が、綺麗。
めちゃくちゃ綺麗、顔が。

(思わず倒置法するほど顔が綺麗だった)


 あと影山くんのビジュ発光してて、ア?覚醒した???てなった。この日ずっと影山くん発光してた気がするのでビジュ覚醒が進行している。いいぞ。

 

 殺陣シーンに関しては、ダメなオタクなので目黒くんのことはよく見失いがちだったんですけど、切る時とか激しい動きが続いた時にほっぺ膨らませて踏ん張る感じがそこそこ散見されて超可愛かったことは覚えてる。立ち回り上手い方ではないから来年以降の伸びしろがいっぱいあって楽しい。

 立ち回りが1番豪快で綺麗だったのは舘様。斬ることになれている、さすがABKAI経験者かつ時代劇俳優志望の方。そういう意味では阿部ちゃんも切りなれていて怖かった。佐久間くんの二刀流はマジでかっこいい。身のこなしが軽やかすぎて重力が存在していなくて軽率に落ちそうになった、これが他担狩り…………。

 

 最後阿部ちゃん一人でIMPACTorsの面々を切っていく時めちゃくちゃかっこよかったんだけど、影山くんにトドメ刺す時、やっぱり笑ってたしサイコを元気に演じていたのを見て心がぴょんぴょんした。舌打ちしてからはニヤッとしたように見えたような見えないような。

 

 

○変面○

 変面、単純に3人のスタイルの良さが際立つので普通に好き。変面の中の仕組みはなんとなく予想がついているものの全くわからず、3人の中だと自担が一番ボロ出しそうだなと思ったのでガン見したけど上手くて全く分かりませんでした(当たり前)(ごめん目黒くん)。
 面が変わる時に左手をバッて顔の前にかざした後に体制かなんかを整えるために両手を広げてマントの裾を握る時に拳をギュッと握る感じがかわいかったです。

 

○Maybe○

 歌舞伎においてSnow Man版のMaybeはさくラウの光と影の物語だと解釈してるんですけど、多少アドリブとしてもおおよそ5/9の配信の時と同じかなと思ってたら全然違ってびっくりした。
 5/9公演のときは光と影が1回和解(抱きしめ合う)して融合するような時があったけど、6/5御園座公演では最初から最後まで分かり合えず対立していたことが印象深かった。


 最後、影の佐久間くんが力尽きてドシャッと倒れる時、自棄になったような危ない倒れ方をしてて、ラウがそこに目も向けずに光を掬って啜る(?)(あいまい、そんなダイレクトな感じではないけど感覚としてそのように見受けられた)ような仕草をしていたのがどこにも救いが無いな!?と思った。


 途中のダンスに関しても両者が交わることはなく、最初の方で佐久間くんがラウに操られるような感じの動きをしていて、そのあとは一方が感情に任せたような激しいダンスをする時、もう一方はmaybeの音に合わせて苦しみながらしなやかに踊っていたり、片方の力関係がダイレクトに優勢になる時は一方が倒れてもう一方が更に激しく踊り狂うみたいな本当に対比構造で進んでいっていた。
……んですけど、このダンス構成がここまで日替わりとか配信見なきゃ知り得ない情報だったので配信マジでありがとうBIG LOVE……


 あと表情に関して、ラウは基本的に怒り、力強さ、悲しさみたいな原色チックな激しくて眩しいものが散見していたように感じたんだけど、それに対して佐久間くんは絶望、苦しみ、やるせなさみたいなダウナーかつ彩度低めの表情をよくしていて、対比……!!となった。
 でも慟哭するところは慟哭していてそれがやっぱり色がなく見えて非常に興奮しました。佐久間くんでモノクロ映画撮りたい。


 ど素人だから主観による推測でしか物言えないけどお互いのダンスのコンセプトもなんとなくそこらへん反映されていそうだなあー、そしてお互いの曲解釈に関する擦り合わせは最小限で、互いに表現したいものを表現しているんだろうなあと思った。


 あと佐久間くんダンスの中でマネージュ入れてきてたんだけどめちゃくちゃ投げやりに飛んで投げやりに着地したように見えた上に着地音がほぼなかったのが重力無さすぎて「今何が起こった……?」と思いました。佐久間くん周辺だけ重力の概念消えてる。
 あと今年の佐久間くんのMaybeは2016年の一部踏襲というのを後で知って、進化と継承が好きなオタク、死ぬほど沸いた。

 

 

○My Friend○

 One Heartでもちょっと思ってたけど、初手から音圧凄くて渡辺くんこんなに歌唱力あったっけ!?っていう力強い歌唱でビビった。
 本当に上手くなってない!?めっちゃ上手くなってる!!!てずっと感動してた気がする。
「さあ、共に風を切れええぇえぇえぇえぇえぇ」のビブラートと声量半端なかった、空気がビリビリした。
あと「悲しみさえ超えてゆくんだ」の「くんだ」の歌い方、変なクセが抜けてて良かった。てか全体的にLDHぽい歌い方の癖が抜けて良い感じに綺麗に力強く歌うようになってたのとてもすこでした。
 舘様はまず動きに無駄が無くて美しすぎて最早怖かったのと肩から腕が白すぎて発光していたのと美しすぎて「人間じゃない!?(人間です)」と思った記憶だけが朧気にある。

 

 

○腹筋太鼓○

 最初影横で叩くところ、横原くんのお腹の肉が若干ムニってズボンの上に乗ってたのを観測したし太鼓を叩く度に脇腹あたりがブルッブルッてなってたのとても興奮した。
 でも前見た時よりシュッとしててダイエット頑張ってる+歌舞伎で絞られてるんだなーってのが分かってニッコリした。クリエ後の肉体調子いいぞ!!!
 影横が2階の上手下手の出っ張ってるところ(言い方)でそれぞれ叩くの、本人たちは聞こえてくる音に時差があるって言ってたから、途中確かにところどころでズレかけるとこもあったけどそれでもちゃんと軌道修正はかって、持ち直しててプロだあ……と感動した。
 影横シンプルに性格が全然合わなそうだし残念ながら仲も全然良くないのめちゃくちゃ伝わってくるけど全然合わないのに腹筋太鼓といい五右衛門の時と言いセットで使われることが多くてニッコリしてしまう。何年後かに令和の気は合わないけど息はピッタリ系シンメになってないかなあ……。

 

 腹筋太鼓本編(影横を前座みたいに言うな)、線が細くて一見体力なさそうに見えるあべふかが真顔で息も乱さず叩ききっているのマジでSnowManの真髄を見たし阿部ちゃんに至っては汗もかいていなさそうで「体力おばけ…………?」となった。
 舘様はダイナミックに叩いてて何もブレないし岩本先生は岩本先生ですし、

「6スノ凄すぎるレベチやん…………。」

……と震えながら渡辺くん見たら、しっかり苦しそうな顔してて安心した。ラウは完全に脚の長さと成長期がネックなので今後が楽しみ。


 メカ太鼓ターン、現場で見ると本当に足場の心もとなさに震え上がるというか、

「マジのリアルはこうですよ!!!」

を見せつけられて、やる側の地獄感が勝手に伝わりまくった。え、これ2019年もやったん?やばくない?みたいな気持ちになった。
 一番きつい体勢の時に一番回転が早くなるので遠心力かかりまくってプロじゃなければ確実に死んでた、3人がプロで良かった。


 太鼓叩く時目黒くんがめちゃくちゃキツそうで何回もほっぺ膨らませてて可愛かったけど最後1番きつい体勢の時に腕が上がらないのか動きがすこし小さくなってて頑張れ……頑張れ……みたいな気持ちになった。
顔は苦しそうでめちゃくちゃ良かったなー。あと筋肉の付き方めちゃくちゃ綺麗。

 

 

○shadow dance(IMPACTors)○

 そういえばこの時久しぶりにまともに横原くんのダンスパフォーマンスを見た気がするんですけど体の使い方めちゃくちゃ綺麗でビビった。腹筋もしまってて、縦線入ってて良いぞ!!!
 あと、これ口上でも思ったけどクリエ後みんな顔垢抜けてて動きも洗練されていたので、やっぱり自分たちが主役の公演やって、そこで自分たちのオタクがほとんどの空間でそのオタク達に「生で見られる」「生で応援される」ってアイドルを垢抜けさせていくのに大事な要素なんだなって思った。

 

 

○Black Gold○

 ブラゴはみんなパフォーマンス無双してるからさあ、ほんと1人ずつでありがとうの気持ち。と思ってた矢先、出だしの特攻隊長佐久間くんで初っ端いきなり狩られそうなったのでやっぱり歌割りパフォーマンスソロ回しは危ない!!!!!!!!!とも思った(どっちだよ)
 で、一番一人ひとりをじっくり見たはずなのに凄すぎて最早記憶が1番無いかもしれない、残念すぎる。メモに残されてた字は「ブラゴ 神」のみ。過去の私ほんと役に立たねえな!!!?


 目黒くんはあんまり動いてなかったから記憶辛うじてあるけど(自担……)立ち姿がめちゃくちゃ綺麗で様になってるので、モデル業の真価が発揮されまくっとる……!!!と興奮した。

 自分に自信ついて自分を大きく見せるの得意になって本当に良かった。ダイナミックな動きが出来るようになったらもっと大きく美しくなると思うので体幹もうちょい鍛えて柔軟して肩周りと腰周りの可動域どうにか広げてください(隙あらば強欲)。


 あ、あとラウのソロで一旦掃けたみんなが後半ワラワラ出てきて立ち位置まで移動する時、「フェイクなんか興味無い」て歌ってるのに合わせて、移動してる佐久間くんがそれを同時に口ずさみながら「興味無いっ」でバサッと何かを投げ捨てるような動きをしていて、それがめっちゃ美しかった記憶がありその場で狩られそうで怖かった。アドリブ小技振り仕込み大好き人間なのでやめてください!!!!!
 そんで2番サビで全員ダンスのとこでまたもや双眼鏡の視界端にチラチラ映り込む佐久間くんに狩られそうになる、マジで怖かった。
 ブラゴの記憶ないの、佐久間くんの「奥義︰他担狩り」をモロに受けた衝撃でほぼ全部吹っ飛んだからかもしれない、とにかく怖かった……………………まんじゅう怖い……………………。

 


○生化粧○

 もとつばはゆるキャラ!!!(脊髄反射)
 ピンクの羽織着て2人並んでニコニコしてるの可愛い!!!
 Snow Manが最初壇上に上がってきて本格的にメイクする前、渡辺くんを挟んでめめこじがアイコンタクトとって笑いあってて可愛かった。
 目黒くん、白塗りの時におしろいポンポンやる動作が遅くて雑で良かった。
 化粧終わってはける時に目黒くんが渡辺くんの肩ポンポンってしてからはけて、その時は渡辺くん無反応だったんだけど、その割とすぐ後に渡辺くんが「待って〜」って小走りぽくはけていく感じも良かった。結構やってるのかな。
 あとすごい可愛いだてこじがあった気がする。
こじ「だて化粧終わった?終わった、ほないこか!」
だて「ほないこか!」
ってほぼ二人同時にはけてったの、可愛すぎて幻覚だったかもしれないけど幻覚を疑うほどめちゃくちゃ可愛かったです。

 

○IMPACTorsへのアドバイス(※会話と文字は全部ニュアンス)○

①佐久間くん【「アイドルは笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事なの!」これを大きな声で3回復唱!】

 にこにーの信念を後輩に継承させようとするあたり筋金入りの佐久間ニキ……‪w‪w
 基くんと椿くん二人で律儀に復唱してたんだけど1回言う事に佐久間くんが地声バカデカボイスで「もっとぉ!!」て煽ってたのめっちゃ面白かったし「もっとぉ!!!」て言われる度に声デカくなるもとつばとても偉かった。最後に佐久間くんが目を閉じて「ヨシ!」みたいな感じでウンウン頷きながら拍手してたの謎の貫禄があった。佐久間ニキ…………

 

②阿部ちゃん【影山へ、左と右が分からなくなる時があるみたいですね。直しましょう。笑】

もと「影山、リーダーなんですけど左右が分からない時があるんですよ。天然なんですよね〜。」
 影山くん左右分からない問題、本人左利きだからて言うてたけど利き手の問題ではなくないか!?‪w‪w

もと「阿部くんに対策を聞いてきました!影山の前髪が流れてる方が左だよ。だそうです!」‪
つば「前髪の分け方まで知ってくれてるんですね!細かいところまで見てくれてるの嬉しいですね!」

 前髪流れてる方とか阿部ちゃんよく見てるな……と思ったけど、影山くんわりとセンター分けに近い感じにするときもあるから髪型変わったらまた混乱しそう‪……‪w‪w

もと「そんな阿部くんですが、この前コンビニでお会計後に買ったものとお財布一式レジに忘れて出ちゃったみたいですよ!意外と天然なんですね!」

 この流れでまさかのあべちゃんの天然話暴露‪w‪wさらに、
つば「目黒くんは仕事行く時にカバンごと忘れていったらしいですよ。グループに天然キャラって必要なんですかね〜」
 ここでとばっちり巻き込み天然エピ暴露食らう自担にめちゃくちゃ笑った‪w‪w‪w‪椿くんありがとうございます!!!
 でもこれ、聞いた時はどっちも既出ネタだあ〜って思ったけど、今これを書いてて、もしかしたら最近またやらかした可能性も否めないなと思ってきてちょっと怖くなった。流石に……流石にないよな……過去の話よな…………?

 

③深澤くん【IMPACTorsとしては初めての御園座公演だと思いますが、最近ハマっていることはありますか?】

もと「これは御園座と関係有るんですかね?」
つば「ないですね。」
椿くんバッサリ切る‪w‪w
もと「僕は最近ミルクティーにハマってますね。」
つば「ミルクティー事件ですね。」

まさかのここでミルクティー事件の話出るとは思わんくてびっくりした……基くん優しい嬉しいありがとう……そして自担がご迷惑をおかけしてます…………。

 

 「雑誌とかでチェックしてくださいね!」てサラッと流してくれたけど、基くんが自分のミルクティーに名前書いて冷蔵庫に入れてたのを目黒くんが一気飲みして空のボトルを冷蔵庫に戻すという小学生みたいなイタズラを「ミルクティー事件」て名前つけてこんな大々的にネタとして広げてていいんか……?みたいな気持ちになる‪w‪w

 

 しかも後輩と距離縮めるためみたいなことをラジオか雑誌かで目黒くん言ってたけど、基くんと目黒くん同い年だしあなたもう24歳だからね!?いじられキャラとはいえ小学生みたいなイタズラでの距離の縮め方に付き合ってくれる基くんあまりに優しすぎるな……。

 

つば「ちなみに僕が今ハマっているのはSnow Manさんの沼です!」
 ここの椿くんの落とし方とても上手かった、流石尊先増田貴久と向井康二なだけある……(あんまり関係ない)
 このあと、ちなみに深澤くんがハマっていることはなんですか?という流れになって

ふか「俺は夜寝る前に舞台に来てくれたみんなの顔を思い出しながら寝ることかな。」
 ここすごいサラッと普通のテンションで言ってたのがやばすぎたけどすかさずラウール先生に頭ペシってされてたの理不尽で可愛かった。
 そのあと
ラウ「それはちょっとアイドル過ぎない?」
こじ「ふっかさんが言うことちゃうねん!」
みたいにイジるラウこじめっちゃイキイキしてた。
で、このあと深澤くんが「なんで俺はダメなんだよ!俺もたまにはアイドルっぽいこと言ってもいいですよね皆さん!?」みたいなことを言った時ちょうどタイミングよくタイムキーパーのカンカンって音が鳴って綺麗にオチついたの良かった。

 

○IMPACTors曲振り○

 この流れでIMPACTorsの新曲のパフォーマンス前に曲振りになったんだけど、
ふか「まさかここで新曲のWildfireをパフォーマンスするってことは……?」
IMP「ないですないです!」
ふか「そうだよね!?まさか新曲歌うとかないよね、さらにその振り付けをやったのが岩本照ってことも……?」
IMP「まさかまさか!ないですないです!」
ふか「ないよね〜そうだよね〜!次のパフォーマンスどんなんだろう楽しみだな〜!」

みたいな、ご丁寧に全部説明してくれるタイプの茶番劇挟んでたの面白かった。


 で、深澤くんがはけて岩本くんだけ壇上残ってる時に
かげ「これから僕達新曲のWildfireという曲を披露させて頂くんですけど、なんと、その振り付けを岩本照くんにして頂きました〜!!!」
って綺麗にフラグ回収してて即堕ち二コマかな?と思った(良い子はググッたらだめだぞ)。
 岩本くん自分の名前出された時ちょっとニコってしてた気がする(うろうろ覚え)。

 

 

○Wildfire(IMPACTors)○

 みんなパフォーマンス垢抜けてない!?(2回目)なんていうか、今までダンサーのパフォーマンス感が抜けない部分があったのが、クリエを経てアイドルのパフォーマンスになってて、見られるって大事!!!!!!と思った。(2回目)
 激しい振りでも要所要所でキメ顔したり、歌ってる間は顔を完全に下に向けるということがなくなったし、なにより横原くんの表情に余裕があって最高だな!!!と思った。お前は余裕そうにニヒルな笑み浮かべてパフォーマンスするのが最高に様になって似合ってしまう稀有な男なんだよありがとうございます!!!!!!


○男と女の舞○

 阿部太夫、魔性の女、百戦錬磨の遊女。
 キス前後の表情がガチのオンナでビビった。長いキスの後扇子で顔を隠しつつ2つの扇子を合わせつつ踊るんだけどその隠し方がまるでキスの後に恥じらっている仕草を表現しているようで、扇子にかくれて顔がチラチラとしか見えないのに扇子の先の恥じらいの顔面が想像出来てしまいマジでうまいなと思いました。有り金全部つぎ込んで豪遊したい。
 自分より身長高い人が相手役に出来たからか完全にのびのび色っぽくガチで落としにかかる感じで踊っててとても良かった。


 目黒くんはメイク、配信の時に失敗した?て思ったんだけど6/5のは配信のときよりも目元の赤がデカデカと塗られていて、しかも丸っとしているのでちょっと惚けたような顔に見えた。
 求心顔という訳では無いと思ってたけど目尻に赤入れすぎるのと元々目元が柔らかすぎるからか違和感がすごい。キリッとさせたいなら赤ぼってり描くよりも黒のアイラインをツリ目気味に長く引いて補助線作ってから目尻の赤描き足した方が後ろから見た時に綺麗に見える気がする。
 顔が柔らかくて歌舞伎メイク向きではないから自分で描くとなると難しいのかもしれないな。 メイク研究してほしい。
 まあ魔性のお姉さんが不慣れでぎこちなさのある若い燕をリードしつつ本気で落としにかかる感じもそれはそれでとてもいいんですけど……。


 基本めめあべロックオンしてて、最後の方なべさくもチラッとみたらさく姫は相変わらず可愛い小悪魔で有り金全部つぎ込みたくなったんですけども、なべ様があまりに堂々とデーンとしてるのでさく姫の小悪魔ちゃんが効力ゼロ状態となり結果完全に健全な舞踊をやっていたのなべさくぽくて良かった。

 

 

石川五右衛門

 基本横原くんしか見てなかったです(ごめんなさい)。横原くん、後頭部丸くて可愛いのと影山くんと共同作業するとこと土台になることが多くて、でも表情変えずに淡々と仕事人やってたのがグッと来た。
 最後、舘様から岩本くんへの刀投げ渡しのところ、投げた刀が少し不安定な軌道を描いてしまったんだけど流石の岩本くん、床に刃がつく直前に上手いこと体全体使って取りに行って見事成功させたの本当にプロで凄すぎて鳥肌立った。し、生の醍醐味ってここよなあ〜〜!!!って体温上がった。

 

 

○花鳥風月○

  あの、タンクトップに濡れながら花鳥風月踊るのはだいぶやばいということ、配信で分かってた筈なんですけどやっぱりやばかった。平たく言うと、エロい。(平たく言いすぎた)
 後ほど詳述しますがだんだん体力的に苦しくなってきてしんどそうな表情で動きも小さくなってきてしまう辺りとか本当に見てはいけないものを見てる気分になってくる、エロい……。
 最初ちょっと呆然としたような表情から始まるのもいい、雨に打たれながら虚空をぼんやりと見ているの退廃的ですごく良かった。イントロがかかって踊り出すと去年より筋肉のついてがっしりした長い腕がしなやかに動き出して「ウオーーー!!!」とスタオベしそうになった(迷惑客)。
 組曲無くなったからとはいえ映画の黒の濡鴉みたいな衣装が良すぎて白タンクトップで濡れながらの花鳥風月はなんか違うなーと思ってたけど、タンクトップ、筋肉の動きがよく見えるのでこれはこれでいいなと思い直しました……。


 あと目黒くんて肩周り腰周りは硬いけど肘から指先までの使い方はとても繊細で美しいから本当に花鳥風月みたいな振りとても合うんだよね、綺麗で艶やかでガタイもしっかりあるからダイナミックさもある程度確保されてて本当に相性が良い、ありがとう花鳥風月。


 ただ2番に入ったあたりから分かりやすくガス欠になってきてて、動きが小さく緩慢になっちゃってきていた。2番サビあたりではもう「苦しいです!限界です!」を全面に出したわっかりやすく険しい顔をしてて、頑張れ……!頑張れ……!てまた母のような気持ちになってしまった‪w‪w

 しかもその苦しみの表情だったり、体動かないけど気力でなんとか動かしてます絶対踊りきります!!!みたいな限界状態になってる目黒くん、出てくる色気が壮絶なんですよ、本当に意味わかんないんだけど。

 

 溢れそうなテストステロンて阿部ちゃんの彼氏ヅラしたパフォーマンスしてる時には絶対出てこない類の色気が!!!すごいの!!!もうなんかこればっかりは実際に見て欲しいんだけど本当に見てはいけないものを見ているような気持ちになっちゃう類の色気なんですよ手負いの獣感というか……手酷い怪我を負ってもう寿命が近い獣がそれでも命削って獰猛に威嚇し振舞う感じのあの壮絶な色気、伝わる?瀕死感、伝われ


 結局一幕終わって幕が下りるまでずっと険しい表情してたのでちょっと大丈夫かとは思ったけど。
 やっぱり目黒くん花鳥風月との相性が色んな意味でいいので今後ともどうぞ一幕の最後らへんに花鳥風月を是非ぶち込んでください、関係者各位どうぞお願い致します(そもそも来年以降花鳥風月続投かも分からないが)。

 

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《二幕》

 

※二幕のコントはほぼメモしてなかったので印象に残った点だけ箇条書きで書き出します。(思い出したら随時追加していくスタイル)

○鼠小僧○

・鼠さん葬式のとこのお丸さんの回想台詞「お丸、「きんつば」頼むぜ」

・生で見るダテタマ、映像で見た6億倍くらいウルトラプリティキュートなパワフルワンコちゃんでした🐕

走り方の迫力が凄いんよ。

 

・黒影組、会話のテンポ感が早くなったのと、半兵衛の小物感が薄れた、謎。
「俺の体にはたぁっぷりと返り血の匂いがこぉーびーりーづーいーてぇーるぅうう!!!」みたいな言い方をちょっと抑え気味にしたからかも。「堪らんなあ」の言い方も結構サラッとして、自然になってて良かった。
あと以蔵見る度に上手くなってて、官兵衛との掛け合いも自然だし、回数重ねる毎に役を自分のものにしてってる感とてもいいなと思いました。で、今回がちゃんといいので逆にマジで2020年のザムのアレ(吐息増し増しウィスパーボイス演技)はなんだったんだ…………という気持ちになる、ラウ、演技ちゃんと上手いやん……。

 

・金銀BL茶番の銀さん「オニイチャァーン」の台詞が限りなく棒読みで渡辺翔太だったし顔も笑ってなかった、めちゃくちゃ渡辺翔太だった。あと金銀で抱き合ってぴょんぴょん跳ねるところ、早々に金さんを突き飛ばして「バカ!!!」って言う銀さん、めちゃくちゃバブかったけど全体的に銀さんというより渡辺翔太だった。あと夜道歩くシーンでも金さんがブーブー文句垂れたら「すみませんでしたぁ💢」って逆ギレしててこの日の銀さん全体的に渡辺翔太なのと機嫌悪め設定なのかなと思いました‪。金さんは通常運転。「だってボク、しゃちほこを食べ物だと思ってたくらいだよ?」

(以下、随時追加中)

 

 

○WITH LOVE○

 私的問題のWITH LOVE。目黒くんは配信同様顔面汗でテカテカで出て来る。こうじくんオールバックでびっくりしたけどかっこよかった……。
 歌声がなんとなく上がりきらない感じがあって調子が悪いのかと心配になる。歌声自体はいつも通り透き通ってるけどコシがないのでなんともいえないけど、あまりに鼻周辺ほっぺ周辺がどんどんてかっていくし、自分が歌わないパートで目に力が入らずふにゃふにゃになる時が多くて可愛かったけどちょっと心配になる。
 ときおり頬をふくらませて口を小さく結んでいたのでマジで泣いてんじゃないのかと心配になる、よくわかんない顔をすごくしていた。
 サビを歌う時、「君にまっすぐ伝えたくて」の歌詞で、「まっすぐ」のときに目に力を込めて、力強い表情で正面を向き、前に指をさしてっていう仕草をしていてこういうとこめちゃくちゃ目黒くんだなあ好きだなあ……と思った。

 で、力強い表情をしたかと思えばまた目元がふにゃんとなるしよくわかんない顔をしたあとにときおりにこって微笑みながら歌ったりしてやっぱりよく分からなかった。

 最後カテコでくるくるする輪っかに乗ってありがとうございましたーって終演する時、よくわかんない顔したまま輪に吊るされて登っていって、幕が下りる最後に微笑んだの儚くて美しくて綺麗で壊れちゃいそうで死ぬかと思った。最終的にWITH LOVEに情緒持ってかれて2~3時間くらい放心状態でした。これ毎回よく分からん顔してるんだとしたら保護案件過ぎて無理だが……みんな良く正気保ってられるな……。

 

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以上、だいぶ視点の狭い・偏見強め・フィルター強め・熱量の差がやばめな滝沢歌舞伎ZERO2021の備忘録でした!ここまで読んでくれた猛者ありがとうな!

特典は何も無いですが、ここまで読んでくれてる稀有な目黒担以外の人間は今度観劇の際、是非目黒くんの「よく分からない顔」に注目してみてください、よく分からん感情になるので。

 

来年おそらく演目や二幕のコントシーンも結構変わるだろうし、また備忘録書きたいなあ……。書ければいいなあ。